書評「やる気がでない」が一瞬で消える方法

 

「やる気が出ない」が一瞬で消える方法 (幻冬舎新書)

「やる気が出ない」が一瞬で消える方法 (幻冬舎新書)

 

本書のタイトルからは「やる気が出ない」というかなり限定的な話に見えますが、読んでみたらもっと大きな話であり、納得できる内容でしたので今回紹介します。

 

外界から受けた事象に対して、

・自分が感じたこと=「快、不快」

・頭で考えたこと=倫理、経験から事象を分析して出した理解

の二種類があり、この2つが矛盾すると心が不健康になり良くないという内容です。

 

心を健康に保つには快、不快の人間としての直感を大切にすべきである…が…現代では頭で考えたことが正しいと思いこんでしまうため、直感との齟齬をきたしてしまい心がおかしくなる。

 

倫理や法律、ルールはあくまでも人間がより快適に生活するために便宜的にルールを決めたに過ぎず、人間の直感に反するルールならば見直す必要があると思います。

 

少なくとも自分の直感、心の声は大切にしていきたいと思います。

 

これはかのROLANDの「自分にだけは嘘をつかない(他人には嘘をついたとしても)」という言葉にも通じることですね。